夫婦東南アジア旅Day.15 カンボジア🇰🇭プノンペン ~おしゃれカフェでまったりして、クメール美術に触れる1日~

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2022年9月27日
今朝はゆっくり起きて11:30過ぎにホテルを出発。


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本当はトゥースレン虐殺博物館へ行く予定だったのですが、博物館が丁度昼休みに入ってしまったタイミングだったので、予定変更。

博物館へは後日朝早く来ることにして、今日はカフェでゆっくりしたり、他の場所を回ることにしましょう。


プノンペンの街をお散歩

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ホテルの近くには落ち着いた街並みが広がっています。

昨夜も感じましたが、道路も綺麗で、車やバイク通りも少なくとても歩きやすいです。


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所々ジャングルの様にモサモサと緑が広がる様子が好きです。

蔦が電線を飲み込んでぐんぐんと成長しています。



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相変わらずのこの混線。

個人的にこの現代アートの様な光景が好きで、見かけるたびに写真を撮ってしまうのです。

これを見るたびに物凄い東南アジア感を感じます。


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カンボジアのトゥクトゥクはこんな感じ。

おじちゃんは休憩中でしょうか。



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カンボジアにもいました、Cannonball Tree(ホウガンノキ)。

電線に絡まるように、伸びて伸びて花を付けています。

カンボジアの街を歩いていると、この摩訶不思議な木が街路樹のように植えられていたりもして、ベトナムよりもよく見かけた気がします。



緑あふれるアンティークカフェ「TEMPLE coffee n Bakery Bokor」

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さて、お目当てのカフェに到着しました。

三度の飯よりカフェ大好きな私が選ばせていただいた本日のカフェはこちら、「TEMPLE coffee n Bakery Bokor」です。

入り口にはクメール舞踏のお面やアンティークな装飾品が飾られていて、もうすでに素敵な雰囲気です。


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入り口近くのカウンターでドリンクをオーダーし、可愛らしい注文札を受け取って席で待ちます。

緑あふれる店内は広々。

2階席もあり、2階までズコンと抜けた広い窓からは明るい日差しが降り注ぎます。

このクメールらしいマークはどんな意味があるのかな。


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店内を眺めているうちにドリンクが届きました。

なんとこのお店には私たちの大好物「Flat White(フラットホワイト)」があったので、迷わずそちらを頼みました。

もう一つに選んだのはちょっと不思議な甘い紅茶。

カンボジアの伝統的なハーブだかスパイスが使われている桃の紅茶だった気がするのですが、すっかり何だったか忘れてしまいました・・・

ただ、ハーブやスパイスの類が大好きな私からしても、かなり独特なお味だった事だけは覚えています。



大好きなFlat White(フラットホワイト)

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こちらがFlat White(フラットホワイト)。

日本ではあまり知られていませんが、オーストラリアやニュージーランドのカフェでは100%必ずメニューにあるドリンクで、ワーキングホリデーに行っていた時に大好きでよく飲んでいたドリンクです。

Flat White(フラットホワイト)とは、ラテよりもエスプレッソ感が強く濃厚な味わいなのが特徴で、フォームミルクは極薄く、平らで表面に浮かぶ程度に注がれています。

そのきめ細かく滑らかなミルクが表面に注がれている様子から、Flat(平ら) White(白)と名付けられたと言われています。

このラテアートらしき何かは何の模様かよく分かりませんが、お味はしっかりFlat White(フラットホワイト)で美味しかったです。


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こちらが不思議な甘い紅茶。

こんな感じでナタデココの様なものが中に入っていて、ライムの風味も感じます。


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光が降り注ぐ明るい店内でのティータイムがスタート。

後ろに映り込んでいるのは古いかき氷を作る機械の様です。


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他にもレトロな古い扇風機などが飾られていたり、アンティーク雑貨がたくさん飾られているので、ぼーっと店内を眺めるだけでもとても楽しいです。


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店内にはパソコンで仕事をしている人や、静かに自分の時間を楽しんでいる人達。

静かで居心地が良くて、のんびりできちゃいます。


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ちなみにこちらのトイレ、ホテルのようにゴージャスです。


ドルとリエル、カンボジアの通貨事情

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カンボジアの独自通貨はRiel(リエル)ですが、商業・金融におけるUSドルの広がりによって、現在カンボジアではUSドルとRiel(リエル)の2種類の通貨が使い分けられており、今はローカルなマーケットを除き、ほとんどの場所でUSドルが使えます。

ただ、あまり大きなドル札は受け取ってくれない場合があるので、1ドル札などの細かいお金を用意しておくことをお勧めします。

また、ドルとリエルを混ぜて支払うこともできますが、これは慣れていないとなかなか計算が追いつきません。

ちなみに現在2022年9月の段階でのレートは
・1$ = 約145円
・1リエル = 約0,036円
・1$ = 約4,100リエル

・・・これは慣れるまでにかなり時間がかかりそうです。


クメール美術にどっぷり浸れる”国立博物館”へ

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カフェを出てトゥクトゥクに乗り、National Museum(国立博物館)へとやってきました。

入り口から見える建物に期待が膨らみます。

ちなみにカフェから博物館までの道のりはおよそ3,3kmで、トゥクトゥ代はは5,900リエル、約200円程でした。


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入り口でチケットを購入し、早速中へ入っていきます。

チケットカウンターのお姉さんに「Where are you
from?(どこから来たの?)」と聞かれ「Japan」と答えると、「あら〜、日本から来たのね、楽しんでね」と言ってくれました。

コロナがまだ流行していたため、来館者に聞いているのかとも思ったのですが、普通に来館者へアンケートを取っている様な感じでした。

チケット代は1人10$、日本円で約1,450円でした。

USドルが使われているカンボジアの物価は、やはりあまり安いとは言えません。



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ガネーシャの後ろに伸びる大きな旅人の木(オウギバショウ)が、まるで後光の様です。


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象さんもおめかしをしているみたい。


息を呑むクメール美術品の数々

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中へ入ると早速ガルーダがどどーんとお出迎え。

ガルーダとはインド神話に登場する霊鳥で、ヒンドゥー教に登場する3人の神様のうちのひとり、”世界の維持”を司る「ヴィシュヌ神」が乗り物とする神聖な鳥として崇められています。


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館内にずら〜っと並ぶ美術品の数々。

どれも精巧で美しく、ひとつひとつのポーズが可愛い・・・


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これは仏具に使われるベルの様なものに似ています。


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こんな可愛いポーズをしている子も。


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クメール美術や宗教の知識があってみるともちろん面白いですが、そうでなくとも象達があまりにも可愛いので、単純に見ているだけでも楽しめます。

ちなみに館内は一応写真撮影不可となっていましたが、来館者はみんな、観光客もローカルの人もパシャパシャと写真を撮っており、スタッフの方々も全くもってスルーだったので、事実上黙認されている様でした。

ただ、美術品なのでせめてフラッシュは点けない様に気をつけます。



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館内を更に進んでいくと、ずらりと仏像達が並ぶ部屋があります。

物凄い存在感と、この小さな部屋に広がる静謐の音。


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こちらはナーガを踏みつけるガルーダの像。

ナーガとは蛇の神様で、ヒンドゥー教と仏教の両方で祀られ、守護神として崇められており、寺院だけでなく街中でもよく見かけます。

ヒンドゥー教神話の中ではガルーダとナーガは宿敵とされており、寺院を訪れるとナーガを踏みつけるガルーダの像を見かけることがあります。



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こちらもナーガにまたがるガルーダでしょうか。

ちなみにガルーダは、人間の胴体とわしの頭部を持つ姿で描かれます。



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こちらはガジャシンハでしょうか?

ガジャシンハとは、像(=ガジャ)の鼻を持つ獅子(=シンハ)。

カンボジアの国章にもなっている、カンボジアの人々にとって特別な霊獣です。


クメールの微笑

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クメールの菩薩は優しく、柔らかい笑みを浮かべています。

まるでアルカイックスマイルを彷彿とさせるようなこの神秘的な微笑みは、クメールの微笑と呼ばれています。


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他では見ることのない表情が、とても魅力的です。


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静かに、物思いに耽るかのように、優しくそこに存在しています。


雨の静かな博物館

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天気の移り変わりやすいこの時期、この日カンボジアにも雨が降ってきました。


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中庭に面した展示場所には雨が降り注ぎ、展示されている像をシトシトと濡らしていきます。

個人的には美術品が濡れても大丈夫なのかな?と思ってしまいますが、もはや野外展示の様な感じなのでしょう。

そんなところからも感じる、いい意味で大雑把な東南アジア感。


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しばし”シンハ(獅子の霊獣)”と一緒に雨宿りです。


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なかなか雨が止まないね。

時間があるので日記と家計簿でもつけましょう。


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雨が弱まってきたのでガルーダと一緒に記念撮影をして博物館を後にします。

気づけは2時間も博物館にいました。


雨の「Wat Phnom(ワットプノン)」

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博物館から20分ほど歩いてプノンペンのシンボルとも言える仏教寺院”Wat Phnom(ワットプノン)”へやってきました。

相変わらずプノンペンの街には、しとしとと雨が降り注いでいます。


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この丘の上に立つ寺院は、そのまま”丘(プノン)”の上に立つ”寺院(ワット)”という風にこの寺院の名前の由来となり、この名前がそのまま”プノンペン”という名前の由来になったとも言われています。


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チケットカウンターではわんちゃん達が雨宿り。

カンボジアのわんちゃんたちは、みんな穏やかで大人しい印象です。

Wat Phnomの散策は、地元の方は無料な様ですが観光客はチケットを買う必要があると看板に書いてあったので、チケットカウンターでお金を支払いました。

入場料は1人1$です。


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あんなところでも雨宿り。


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さあ、寺院が立つ丘の上へと続く階段を登っていきましょう。


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階段下には、守護神ナーガがこの神聖な場所へと続く入り口を守るかのように佇んでいます。


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階段を登った上には、シンハがこれまた狛犬のように、堂々たる姿で両脇を固めています。


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雨のせいか一層静かで、緑の匂いがする境内。

シダやヤシなどの熱帯の植物が、雨を受け青々としている寺院は日本のそれとはまた違い、寺院という慣れ親しんだ知っている空間なのにどこか違うという、なんとも異国情緒が漂います。


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寺院の屋根には南国にいそうな大きな鳥が。

調べたけれども何という鳥なのか、結局わかりませんでした。

もしわかる方がいらっしゃったらぜひ教えて欲しいです。

ちなみにこの屋根の先端のにょろにょろっとした装飾は、今回カンボジアやタイ、ラオスの寺院でよく見かけました。

ナーガをデザインしたものかな、と思って見ていました。


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裏手には大きな時計が。


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雨に濡れる、竹網の猫のようなこの子は、一体何だったんだろう。

わかる方は是非教えてください。



少し足を伸ばしてマーケットへ

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布を買うことにハマっている私たちは、今日もマーケットで布を物色。

ホテルのフットカバーにすっかり魅了されてしまった私たちは、「将来民宿を開いたとき、私たちもフットカバーをかけよう!!」とすっかり盛り上がり、アンコールワット柄のシルクのストールを10$=1,450円ほどで購入しました。

100%シルクのストールが1,450円と考えると、いい買い物です。

布集め、最高に楽しいです。



屋台が並ぶStreet

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そろそろお腹がすいた私たちは、どこかで夕食を小さな屋台が軒を連ねる通り、”Preah Ang Eng St.(13)”をぷらぷらと歩いていました。


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地元の人が野菜を売ったり飲み物を売ったり、トゥクトゥクが停まったりしている中、一際目を惹く散髪屋さんを発見。

それは何とサッカー選手、本田圭佑のコスプレをした散髪屋さん。

私たちを見かけるなり日本人っぽいと感じたのでしょう「ホンダ〜!」と通りの向こう側からめちゃくちゃ叫んでくる、ホンダのコスプレをしたお兄ちゃん。

「本田カットにしてやるよ〜〜〜!」と、すごく良い笑顔で手を振ってくれたので、とりあえず私たちも手を振り返しておきました。

顔もどことなく本田選手に似ているせいか、一瞬本気でびっくりしました。

近くまで行った際には是非ともカンボジアの本田選手に本田カットをお願いしてみてください。



めちゃウマな店発見!「David’s Restaurant Homemade Noodles」

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そんな通りを歩いていると、お店の前でおじさんが黙々と麺を打っている一軒のレストランを発見した私たち。

店先で麺を打つなんて、何とも美味しそうじゃないか・・・!と、今夜の夕食はこちらのお店に決定です。

お店名前は「David’s Restaurant Homemade」
Handmade(ハンドメイド)、まさに名前の通り、今も店先で麺をハンドメイドしています。

私たちと同じように麺を打つその手捌きにつられて入店してゆく観光客達、そして店内に立ち込める良い匂い・・・!


みんな初めて出会うけど、目が合うたびに「ここは絶対美味しいよな?」とまるで目配せし合っているような気がして・・・これは期待が高まります。


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さてやってきました一品目。
店頭であんなものを見せられたらもちろん麺行くでしょうと頼んだのがこちら、
“Noodle Soup with Shrimp Dumpling(海老餃子麺)”です。

これは見た目から間違い無いです、ありがとうございます。

海老プリップリの水餃子は、皮もおそらく手作りでしょう。
具材がぎゅっと詰まったもちもちの食感、食べるたびに肉汁が溢れ出してき
ます。

あっさりとしたスープも絶品、海鮮塩味なのか何なのか、詳細は不明ですがとにかく美味しい。

そして手打ちの麺のコシたるや・・・言うまでもありません。


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米も食べたい私たちが選んだもう一品は”Khmer Curry(クメールカレー)”

お味はココナッツが効いていてとてもまろやかで、カンボジアの伝統料理”アモック”の様な感じ。

スープカレーのようにさらっとしていて、とても食べやすくそして具沢山です。

ナスや、インゲンのような豆科のお野菜が入っていたのが味のアクセントとなっていました。

こちらもとっても美味しかったです。

他にも色々な種類の餃子や、自家製麺を使った焼き麺など、明日もここに来ようかと思うくらいどれも魅力的なメニューがずらり。

近くを訪れた際にはぜひチェックしてみてください。


旅のスケッチ

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印象的だったクメールの微笑

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なんか可愛かったちっちゃな像

Cambodia / カンボジア旅


〈東南アジア旅行記・カンボジア編〉

記事一覧

*クリックで各記事へ飛べます


1.夫婦東南アジア旅Day.14 ~絶対食べたいホーチミンのチェー&国境越え~カンボジア🇰🇭プノンペンへバスで入国~


2.夫婦東南アジア旅Day.15 カンボジア🇰🇭プノンペン ~おしゃれカフェでまったりして、クメール美術に触れる1日~


3.夫婦東南アジア旅Day16. プノンペン🇰🇭~カンボジアが誇るカフェ&ウドンの仏教遺跡群~そしてKilling Fieldへ~


4.夫婦東南アジア旅Day17. プノンペン🇰🇭~トゥール・スレン虐殺博物館を訪れて、カンボジアの素敵なファミリーと夕食を食べる一日~


5.夫婦東南アジア旅Day.18 カンボジア🇰🇭プノンペン〜シェムリアップへ長距離バスの旅~PUB STREETへ繰り出す夜~


6.夫婦東南アジア旅Day.19 カンボジア🇰🇭シェムリアップ~可愛いカフェに雑貨、伝統的なクメール料理、そして素敵なチョコレート工場に出会う一日~


7.夫婦東南アジア旅Day.20 カンボジア🇰🇭アンコール遺跡を巡り、クメール伝統舞踏”アプサラダンス”に心を奪われる一日〜


8.夫婦東南アジア旅Day.21🇰🇭前編〜地上のラピュタ!カンボジアの忘れ去られた古代遺跡”ベンメリア”を探検する、神秘体験〜


9.夫婦東南アジア旅Day.21🇰🇭後編〜食べたことある?カンボジアの絶品料理ノムバンチョックを堪能!アンコール・トムに沈む夕陽を眺める夜〜


10.夫婦東南アジア旅Day.22 カンボジア🇰🇭川沿いのオープンカフェでまったり。屋台の絶品「アモック」でカンボジアを締め括る。




夫婦東南アジア旅Day.14 ~絶対食べたいホーチミンのチェー&国境越え~カンボジア🇰🇭プノンペンへバスで入国~

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2022年9月26日、東南アジア旅Day.14

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今日はホーチミンでどうしても行きたかったChè(チェー)のお店へ行きます。

そして、Chèを食べたらいよいよカンボジアへ入国します。



ホーチミンのローカルバスに乗ってみる

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時刻は朝10:30。

今日はカンボジアへと渡るため、荷造りをしてホテルをチェックアウト。

バイクは昨夜返却してしまったので、今日はローカルバスに乗り本日ひとつ目の目的地へ向かいます。



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目的地まではバスを2本乗り継ぎます。

バスに乗り込むとスタッフのおじさんがバス代を徴収しにやってくるので、ベトナム語がわからない私達は、Googleマップで降車駅を見せ、目的の停留所までの運賃を支払い、切符をもらいます。

切符係のおじさんはこんな感じで超リラックスモードにてお昼寝をしたりしています。

ちなみに降りる際は日本と同じように降りますブザーを押します。

渋滞がひどいホーチミンでは、バスはじわじわ進んだり止まったりと、やはりなかなか進みません。

地元の皆さんは慣れた様子で携帯をいじったり意して時間を潰していました。


ホーチミンに来たら絶対行くべし!可愛くて美味しいChè屋さん「Quán Chè Hiển Khánh」

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渋滞に巻き込まれつつバスを乗り継ぎたどり着いたのはこちらのお店!

ホーチミンでは有名なChèのお店「Quán Chè Hiển Khánh」です。

私このようにワクワクが止まらない顔をしております。


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さあさあ外は暑いので早速店内でメニューを拝見していきましょう。


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ちなみにメニューはこちらです。


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ご安心ください、英語のメニューも用意してくれてあります。

豆やゼリー、ロンガンにライチに蓮の実等々、ずらりと並ぶ魅力的なラインナップ。

そんなラインナップをよそに、実は今日私には「これを頼む!」と強く決めていたメニューが1つありました。

それは「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」

これぞ最強メニュー、”全部のせ”です。

ちなみにメニューでは21番。


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店主のチャーミングなおばちゃんが注文を聞きに来てくれました。

Chèが届くのを待ちながら、おばちゃんが出してくれたベトナムティーで喉を潤します。

キンキンに冷えていて最高です。

おちなみにテーブルには4種類のお菓子が置かれており、どれもベトナムの伝統的なお菓子です。

こちらは好きに食べてOKです。食べた分、後でお金を支払うシステムになっている様です。



最強メニュー「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」

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さあ届きました!!
こちらが私がどうしても食べてみたかった全部のせChèです!

さっぱりとしたシロップにキラキラしたフルーツや木の実たちがぷかぷか浮かんでいます・・・

ちなみに具材はこちら

・Thot not(トットノット) と呼ばれるオウギヤシの実
・ドライロンガン
・ライチ
・蓮の実
・クワイ
・寒天

肉厚ぷりぷりのライチにホクホクのクワイをはじめ、全てが可愛くて美味しい・・・

半透明の宝石みたいにキラキラしている物がThot not(トットノット)。私は初めて食べたのですが、甘くてさっぱりして、とても美味しい!

食感は少しナタデココのような歯応えがありました。


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こちらはなおちゃんがチョイスした「昆布と蓮根のChè」

え?こ、こんぶとれんこん・・・?と思いますが食べてみるとこれが意外と美味しいんです。

さっぱりと甘いシロップは少し塩味が効いていて、変な昆布っぽさもなく、とても食べやすい夏にぴったりの冷たいデザートになっています。

例えるなら“スイカに塩”のような感じでしょうか??



ここに来たら食べてほしいデザート「Bánh Flan(バインフラン)」

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さて、こちらもぜひ食べてみたかったベトナムのデザート「Bánh Flan(バインフラン)」です。

しっかりと硬めのカスタードプリンに、カラメルソースと細かく砕かれた氷がかけられていて、見た目も涼しく可愛らしい。

このクラッシュされた氷と、冷たく冷えたカラメルソースとプリンを一緒に食べると本当に口の中が幸せです。

なんて素敵な夏のデザートなのでしょう・・・

あまりの可愛らしさと美味しさに日本に帰ったら真似てみよう、と密かに心に誓いました。


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お店のおばちゃんが本当にフレンドリーでチャーミング。

観光客もローカルの方も、分け隔てなくみんなを歓迎してくれます。

ほぼ1人でお店を切り盛りしている様ですが、本当にパワフルで、1度お店に来たらみんなこの人のことを好きになってしまうような、そんな愛に溢れた素敵な方でした。


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美味しそうな具材たち。

ここからおばちゃんが盛り合わせて、可愛いChèにしてくれます。


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店内の壁には、こんな切り抜きが飾られていました。

日本の雑誌でこちらのお店が取り上げられたときの記事です。

私たちも日本から来たと伝えると、「日本からお客さんがたくさん来るよ〜」とニコニコしながらおばちゃんが教えてくれました。


そしてみなさん、Chèのお店で何を食べるか迷ったら、とにかく「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」と言いましょう。



通りに並ぶ造花屋さん

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お店を出ると、通りに立ち並ぶのは造花屋さん。

そういえばハノイの旧市街で結婚式を見かけましたが、その際にも綺麗なお花がいっぱいに飾られていました。


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ベトナムではちょくちょくこういったお店を見かけました。

カラフルな街並みをさらに華やかに彩る、鮮やかな景色でした。



市場を通り抜け、バス乗り場へと向かう

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さて、13:30のバスに向けて昨日訪れた「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」へ向かいます。

途中道すがらに超ローカルなマーケットの中を探索。


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本当に地元の人しか利用していない小さな市場でした。

日本ではもう街中でこういった市場を見ることはできませんが、かつて発展途上だった頃は日本にもこんな光景が広がっていたのでしょうか。



ベトナムのどこか変な犬

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「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」の目の前の公園までやってきました。

その公園でどこかちょっと変なパグを発見。

なんだか、どうしてもフォルムに違和感が・・・

ベトナムにはあちこちに犬がたくさんいますが、どの子も何故か、ちょっと違和感があるんです。


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明らかな雑種というわけでもなく、顔はどうみてもビーグルなのに・・・?とか、パ・・・グ?みたいな、そんなちょっと二度見してしまう様な、何とも言えない不自然さ。

去勢するわけでも、しっかり家の前で前で飼われるでもないため、色々な配合になってしまうからなのでしょうか。



「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」でカンボジア国境越えへ

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13:30発の便だったので少し早めにPhuongheng Bus(フォンヘンバス)の前に到着したのですが、何やらバスが遅れているとのこと。

そもそも私たちの乗車する便だけでなく、その一本前の便もまだ到着してない様で、店舗の中にはバス待ちの人々で溢れかえっています。

店奥のパイプ椅子に腰掛けつつ、コンビニで買ったおにぎりを食べながらバスを待つことに。

こちらはカニカマ×マヨネーズ。


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こちらは鯖。

やはり日本のおにぎりと比べると、お米が美味しくありませんが、おにぎりだと言うだけでとても安心する美味しい味に感じる日本人は私だけではないはずです。


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13:50、遅れて到着したバスに乗り込みいよいよ出発です。

バスの車内はこんな感じで、2列・1列の3列シートでゆったり座れます。

これから約7時間の長旅が始まります。


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バスに乗り込んで間も無く雨が降ってきました。

バイバイ、ホーチミン

そしてバイバイ、ベトナム



カンボジア国境にて入国手続き

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16:15、出発から約2時間半。

ベトナムとカンボジアの国境が見えてきました。

まずはベトナムの出国手続きです。

ホーチミンでバスに乗り込んですぐ、バスの添乗員さんが乗客全員のパスポートとVISAを回収していました。
eVISAを申請された方は、コピーを取っておくと良いと思います。

その際に私たちも、パスポートと昨日チケットカウンターのお姉さんに換金してもらった40$を渡しました。

出国手続きは添乗員さんが乗客全員分をまとめて代行してくれるので、私たちは貴重品を持って一旦バスを降りて外で待ちます。

出国の際、一応カウンターに呼ばれてパスポートの本人確認がありますが、特に受け答えもなく一瞬で終わり、全員の出国手続きが終わるまでまた外で待ちます。

出国手続きが終わると、次はカンボジアへの入国手続きです。

こちらも添乗員さんがまとめて取り行ってくれるので、私たちは言われるがままバスを降り、カウンターを通り抜け、外で待ち、そして再びバスに乗り込み、カンボジアへ入国しました。


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こちらがベトナム出国のスタンプとカンボジア入国のスタンプです。

所要時間は全部でおよそ25分ほどでした。

時刻は16:40、バスは再び走り出します。

ちなみにパスポートは、バスが走り出した頃合いで添乗員さんが順々と返してくれます。

東南アジアのバスでの国境越えは常にこういうスタイルでした。

不安な方はパスポートのコピーをあらかじめ持ち歩くことをお勧めします。



レストランで休憩

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16:45。
カンボジアに入国してすぐに、バスは休憩所らしき場所へと停車しました。

30分間の休憩らしいです。


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お店の奥のトイレの前では、お利口そうなわんちゃんが出迎えてくれました。


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バスの乗客の方々がこぞってご飯を注文しだします。

立ち寄ったのはレストランのようなお店で、お店の名前は「ហាងបាយ ចំណតរថយន្តក្រុង គំហូ」ですが、全く読めないし想像もできません。

こちらのレストランは、ホーチミン〜カンボジア間を走るバスの休憩所としてよく利用されている様です。


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カウンターでは誰もお金を払っていなかったため、「食事ももしかして料金に含まれているんじゃない?」となおちゃんもつられてご飯を注文し出しますが、私は何だか嫌な予感・・・だってバスのチケットにはそんな事書かれてなかったですし、チケットカウンターのお姉さんからも、何の説明もありませんでした。

私たちはまだカンボジアのリエルを引き出しておらず、ドルもリエルもほぼ持っていなかったので、念の為私は頼まないことに。

英語が通じないので、状況がよく掴めません。

ちなみに皆さん、いくつかあるおかずを好きに「これとこれと・・・」という感じで組み合わせ、盛り合わせてもらっていました。



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よくわからないままとりあえず注文したご飯。

有料か無料か、そして有料だった場合いくらなのかわかりませんが、お味は家庭的でしっかり美味しい。


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甘辛い豚肉の炒め物と、大根と肉の煮物と、インゲンの炒め物と、煮卵とご飯。

日本人の口に合う味付けで全部美味しかったのですが、もちろん有料でした。

後々店員さんが各テーブルを周りお金を徴収しに。

それを見た私たちは「ほらやっぱり・・・やばいやばい・・・」と目を見合わせます。

なおちゃんが本当に少しのリエルを持っていたのですが、全然足りず・・・

ただ幸運にも国境付近だからか、ベトナムドンでの支払いも可能だったため私たちは無事に代金を支払うことができました。

皆さんは是非真似せずに、しっかりとお金を確認してから注文してください・・・

ちなみに代金は11000リエルだったので、日本円で約400円ほどでした。

17:15、再びバスに乗り込み、プノンペンまで出発です。



カンボジアの田舎道を走るバス

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MP3プレイヤーで音楽を聴きながら、カンボジアの景色をただただひたすらに眺めているうちに、あっという間に3時間が経過していました。

ぽつ、ぽつ、と民家がある以外特に何にもないのだけれど、何故かとても懐かしいような、そんな景色が永遠と続いています。

ベトナムとは全く違う、穏やかで、静かな田舎の風景。

何だかほっと安心して、自然と涙が溢れてきたのを覚えています。



ボリューム満点!「Bánh Mì Huynh Hoa」のバインミーで晩御飯

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実はバスに乗り込む前にバインミーを買っていた私たち。

ホーチミンにて、バスの時間より少し早めに到着していたので、せっかくならとバスの中で食べれるようにと購入していたのは「Bánh Mì Huynh Hoa」の超でっかいバインミー。

ベトナム人の友たちに教えてもらって、行ってみたかったお店なのです。

中をひらけば肉、肉、肉。
数種類のハムにレバーペースト、そしてベトナムでよく見かけた豚肉を炒って炒ってほぐしてふわふわにしたものが盛り盛りとサンドしてあります。


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テイクアウトの場合はこんな感じでもりもりの野菜が別添えされているので、好きに挟み込んでいただきます。

お野菜は、きゅうりにベトナムなますです。


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ほぼ顔面と同じサイズの巨大バインミーでお腹いっぱいです。



プノンペンへ到着

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時刻は9:00。
約7時間かけてプノンペンに到着しました。

ホテルまでここから歩いて30分程なので、夜のカンボジアを散歩しながら向かいます。

カンボジアはベトナムよりもずっと静かで、道も綺麗で歩きやすそうです。

フランスからの独立を記念して建てられた独立記念塔が、夜の街の中で静かに煌めいていました。



ホテル「Poolside Villa」へ到着

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今回プノンペンでのステイはこちらの「Poolside Villa」でお世話になります。

フロントスタッフのお兄さんが親切にチェックイン手続きをしてくれました。

お部屋もいい感じです。

一泊2人で2,460円。


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ベッドは、美しいアンコールワットの柄のフットカバーで飾られています。

4泊5日、お世話になります。



旅のスケッチ

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「Quán Chè Hiển Khánh」さんのchè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)

夫婦東南アジア旅Day.13 ベトナム最大の都市🇻🇳”Ho Chi Min(ホーチミン)”~グルメ満喫&ベトナム戦争証跡博物館~カンボジアへバスで入国するには?~

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2022年9月25日、ベトナムDay13。

今日はホーチミンでバイクをレンタルし、市内を一日観光します。



快晴のホーチミン、バイクをレンタル

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時刻は朝9時40分。
昨日のスコールが嘘かのように、快晴です。

この時期は天気がコロコロ変わりやすいと聞いていましたが、今までベトナムでのステイを振り返ると、必ずと言って良いほど1日に1〜2回は激しいスコールに出会しているので、どれほど変わりやすいものかを実感しています。

今朝は少しゆっくり起きてから、バイクをレンタルするためにホテルを出発。

お目当てのお店まで20分程歩きます。

もちろん今日もカッパを持って出発です。


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どうやってバランスを取ってコーナーを曲がるんだろう、と考えてしまう様な三輪車に今日も遭遇。

道中の散歩も、色々なものに遭遇するのでとても楽しいです。


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東南アジアの配線はカオスすぎていつもまじまじと見てしまいます。

こんなに混乱した配線、日本では絶対に見かけないものなので、面白くて出くわす度に写真を撮っていました。


ちなみに今日のレンタルバイク屋さんは「Motorbike Rent CHO THUÊ XE MÁY Giá Rẻ Tại Saigon」です。

この記事の後半でも触れますが、入口こそかなり分かりづらいものの、英語が喋れるカッコいいお兄さんがテキパキとバイクを貸してくれて、とても良い感じのお店でした。

ちなみにお値段は下記の通り。

一日レンタル : 260kドン = 約1,560円



ホーチミンのバイク渋滞

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無事バイクをレンタルできたので、遅めの朝ごはんへと繰り出したのですが、さすがベトナム最大の都市ホーチミン、渋滞がすごいです。

ハノイでもバイクの量と運転の荒さにも圧倒されましたが、ホーチミンは主要道路は詰まってしまってなかなか前に進みません。

先ほどのレンタバイクショップにて、オートマが出払っていて借りられず、マニュアルをレンタルしたせいもあって、後部座席に跨っていると、ブレーキを踏むたびにガッタガッタと前後に揺れます。

進まないし、乗り心地も良くないので、やはりオートマがおすすめです。

バイクはまだしも、車の人はもっと時間がかかりそうでした。


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そんな中、よく見てください。

大きな額装された絵画を担いでバイクにまたがる人を発見。

前が全く見えていないし両手が完全に塞がっているので、ニケツに後ろの人が絵画を持っているのだと思いますが、前の人もあれだけ大きな絵画がすぐ背後にあれば、なかなかの姿勢で運転しているのではないでしょうか。

渋滞中には人間観察をしながらゆっくり進むと飽きずに待てます。


朝ごはんにホーチミン名物「フーティウ」を

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さて、11kmの道のりを50分かけて辿り着いたのがこちらのお店。

“Hủ Tiếu (フーティウ)”が食べたくてチョイスした「Hủ Tiếu Nam Vang Thành Đạt」です。

こちらのお店は、Googleで「フーティウ」と調べると一発でヒットするほどの名店。

観光客だけでなく、地元の方々も足繁く通う、広く愛されているお店の様です。


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お店の入り口では、テキパキとフーティウを作っている姿が見られます。

ちなみにフーティウはフォーの様なものなのですが、元々フォーの発祥はベトナムの北部であるとされています。

そして、ここベトナム南部発祥の麺料理が「フーティウ」。

フォート違って一度天日干しされた麺を使っているため、より強いコシを楽しめる様です。

汁ありと汁なしと、2種類の麺が楽しめるようなので、そう言う時はどちらも頼んでしまうのが我々。

わくわくが止まりません。


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届いたのがこちら!

まずは汁ありのフーティウです。

麺は冷麺やチャプチェの麺に似た、コリコリ、クニクニ、コシのある細麺。

別名「全部のせフォー」と呼ばれているだけあって、具材は海老、豚肉、レバーにホルモンと、盛りだくさんです。

臓物系が入っている分、フォーよりも色々な味と食感が楽しめる、大人の一皿です。


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汁なしバージョンも届きました。

別添えでスープものっています。


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元々味はついているので、お好みでスープもかけて、混ぜながらいただきます。

これは箸が止まりません。

是非とも2種類食べ比べて欲しい美味しさでした。

ちなみにお値段は合わせて112kドン = 約672円でした。


カンボジア🇰🇭プノンペンへ渡るバスチケットの取り方

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今日の私達には達成しなければならない重大なミッションがひとつあります。

それは、明日ホーチミンからカンボジアはプノンペンへと渡るバスの予約。

バイクで訪れたのは「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」のオフィス。

いくつかバス会社を比較したのですが、比較的こちらのバス会社の口コミが良く、乗り心地も良いとのことで今回はこちらにお世話になることにしました、が、

こちら大正解。

何よりチケットカウンターのお姉さんの英語が堪能で、フレンドリーで親切に色々と教えてくれたのが本当に助かりました。

まず、お値段は下記の通りです。

バス代 : 550kドン×2 = 1,100kドン(約6,600円)
カンボジアのアライバルVISA : 40$×2 = 80$(約11,520円)


カンボジア入国のビザについて

お姉さんの話によると、カンボジアでは現在「USドル」と「リエル」2種類の通貨が使われており、VISA取得の際はUSドルで支払う必要があるとのことでした。

そもそも入国に必要なVISAの取得方法は2種類あります。

1つ目は、入国時にビザを申請する「アライバルビザ」

2つ目は、予めオンラインでビザを申請・取得しておく「eVisa」です。

私たちは結構フレキシブルに移動するため、ざっくりとした日程しか立てておらず、eVISAは申請していませんでした。

そのためアライバルビザを取得する必要があったのです、が、もちろんドルの手持ちなどありません。

ドルユーザーを除き、バスでベトナムとカンボジアの国境越えをするほとんどの旅行者が私達と同じような状況なのでしょう、ありがたいことにお姉さんがドルに換金してくれるとのことで、私達はまずベトナムドンを引き出し、チケットカウンターにてベトナムドンからドルへと換金してもらいました。

このお金はアライバルビザの申請料として明日の移動の際に支払う必要があるため、1人40$ずつ、バスチケットと一緒に無くさないように大事に持っておきます。

ちなみに予めeVISAを取得しておいた方が若干安くVISAを取得できる様なので、日程が決まっている方はオンラインで申請しておくと良いと思います。

今回手続きの最中に手持ちが足り無かったため、なおちゃんは近くのATMまで現金を引き出しに。

その間、わたしはお姉さんと色々な話をしました。

ベトナムの暮らしと日本の暮らし。日本がいかに恵まれているか、しかし恵まれている中にどんな苦しさがあるか。

色々なことに思いを馳せる、そんな時間でした。

お姉さん、ありがとう。


ベトナム戦争証跡博物館

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チケットも無事に取れたところで、ホーチミンに来たら訪れたかった「ベトナム戦争証跡博物館」へ。

ベトナム戦争について、バックグラウンドや経緯も含めたリアルな実態を知ることができる貴重な博物館です。


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敷地に入ってすぐの場所に、実際にベトナム戦争で使われていたアメリカ軍の戦闘機が展示されています。


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戦闘機だけでなく、戦車も展示されており、間近でその迫力を感じることができます。


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ベトナム戦争とは、ベトナムにて1960年頃から1975年4月30日にかけて、長期に渡り続いた大きな戦争のことです。

ベトナム戦争と言えば”枯葉剤”というワードだけ飛び抜けて有名だと思いますが、実際に歴史を辿ってみると、当時世界で起きていた「資本主義」と「社会主義・共産主義」との争いに、ベトナムという東南アジアのひとつの小さな国が巻き込まれてその争いの舞台となってしまった、という何とも理不尽で悲しい戦争です。

当時ベトナムは南北に分断されており、社会主義であった北ベトナムと資本主義であった南ベトナムの間で起こっていた争いに、1965年アメリカ合衆国が本格的に軍事介入したことをきっかけとして、ベトナムは大きな戦争の渦へと没入していきます。


博物館の中へ、より詳しい歴史を知る旅に行ってきます。


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こちらはベトナム戦争時にアンダーグラウンドで発刊されていた、反戦争を掲げる冊子です。


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「From military uniform to “AO dai” / 軍服よりアオザイを」というタイトルの写真。

心に突き刺さる一枚です。


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あどけない笑顔の少女。

この笑顔が枯葉剤によって燃えて溶けて行ったのかと思うと、言葉が出て来ません。

実際に館内には、直視できないほどの写真もありました。

実は、ベトナム戦争は初めてメディアが最前線まで入った戦争だったと言われています。

それまでリアルタイムで戦争のニュースが流れることはなかった中、丁度テレビが普及したタイミングで、初めてこの凄惨な戦争の様子が世界中に放映されたのです。

それにより、そのニュースを見ていたアメリカ人の間にも反戦運動が広まっていきました。

もちろん日本でも反戦運動が広まり、その実態を伝えたいと最前線でカメラを撮り続けた日本人カメラマンもいました。

博物館には、欧米の方々が大勢足を運んでいました。

テレビや教科書ではなく、実際にベトナムを訪れてその文化に触れ、人々を知り、そしてこの展示を観て、歴史を知ることにとても意味があるように思えました。

3階建ての館内に、ぎっしりと情報が詰まっているので、私達は2時間以上滞在していました。

入場料は1人40kドン = 約240円です。


ダラットコーヒーが飲めるカフェ「La Viet Coffee Saigon」へ

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ベトナム戦争証跡博物館でかなり神経と体力を消耗したので、カフェに入ってひと休みすることに。

こちらの「La Viet Coffee Saigon」は、「美味しいダラットコーヒー」が飲めるという人気のカフェです。

ダラットコーヒーとは、ベトナムのダラットにて栽培される高品質な「アラビカ種」のコーヒー豆です。

フランス焙煎師から受け継いだ技術を基に焙煎してできる豆は、バニラやトフィーを思わせる風味と、深く上品な苦味が魅力のコーヒーです。

19世紀末、かつて統治されていたフランス人によって開拓され、その文化が色濃く残る美しい「花の街」ダラット。

その名の通り、年間通して色とりどりの花々が咲き乱れる美しい街だそうです。


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私たちが頼んだのはこちら、コールドブリューコーヒーと、ラベンダーミルクコーヒーです。

シンプルにとても美味しい。

コールドブリューコーヒーは、すっきりしていながら上品な甘い香りが立っていて、ごくごく飲むのが勿体無い程のお味、しかしごくごくいきたい美味しさ。

ラベンダーミルクコーヒーは、コーヒー豆の持つ甘い風味とラベンダーのアロマの相性がとても良く、そこにミルクのまろやかさが加わり、こちらも最高の一品でした。

店内は地元の大学生達で賑わっており、たまたま空いていたテーブルに運よく着くことができました。

どんな場所なんだろう、花の街ダラット・・・
今度はぜひ、ダラットに足を運んでみたいです。


必見の建築美!お土産探しにも最高な「サイゴン中央郵便局」

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カフェで少しゆっくりしたところで、お次はホーチミンの観光名所として有名な”Sai Gon Central Post Office / サイゴン中央郵便局”へ。

メインストリートである「Đường Đồng Khởi / ドンコイ通り」に面している、大きな郵便局です。

実はこちらただの郵便局ではなく、“世界で最も美しい郵便局”と称されるほど。

19世紀末、フランス統治下だった頃に建てられており、フランスのオルセー美術館をモチーフに建築されたようです。



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外観は優しい黄色と緑の上品で可愛らしい姿です。

近くにバイクを停め、わくわくしつつ中へ突入。


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入った途端に現れる、美しいアーチ型の高い天井。

入口より正面奥に飾られているのは、ホーチミン氏の肖像画です。

広々とした、美しい造りに、一瞬美術館に迷い込んだのかと錯覚します。


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中ではベトナム雑貨や小物、バッグなどのお土産も買うことができます。

値段的にはマーケットで買うよりも少々お高めな印象ですが、他では見かけなかった可愛い雑貨があったり、客引きも一切ないので、落ち着いてお土産を選びたい方にはおすすめです。

私たちも実際にベトナム滞在中に色々マーケットを回りましたし、大体マーケットで売っている雑貨はどこも同じような物が多いですが、ここでは初めてみる雑貨が結構たくさんありました。


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中でもおすすめなのが、館内中央のポストカードコーナーです。

たくさんのポストカードはどれも可愛くて、選べません・・・!

ここから実際に葉書を送ることもできるので、購入した一枚にメッセージを添えて、サイゴン郵便局の消印でお手紙を送るのも素敵ですね。


スイーツ好きには見逃せない、ホーチミンのChè!”Thi Thi Chè”

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さあ、本日も私の大好物であるベトナムスイーツ「Chè / チェー」のお時間がやって参りました。

ホーチミンで行きたいChè屋さんがいくつかあり、というかこれでベトナム最後ということで、ホーチミンでは思う存分Chèを食べると決意していた私がまず訪れたのがこちらのお店「Thi Thi Chè」さんです。


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見てくださいこの店頭のビジュアルを・・・

店内でも食べられますが、私達は今夜のデザートにとテイクアウトすることに。


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美味しそうすぎるカラフルな袋が所狭しと積まれています。

それにしてもこんな液体のスイーツを、よくこんなに綺麗に袋詰めしてあるものですね。

屋台の技です。


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こんな感じのゼリーみたいなスイーツも。

どれも美味しそうで、全部食べてみたいので選ぶのにかなり苦戦します。

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幸せな光景です・・・


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迷いに迷う私達を横目に、同じくバイクで訪れた地元の方達が慣れた様子で素早く注文して去って行きます。

だいぶ迷った挙句に注文へ行く私。


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ちなみに積まれている状態では何がどれで何なのか全くわからないので、メニューを見せてもらいましたが、こんな感じです。

ベトナム語は読めませんが、写真を見て大体のイメージをつけます。


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こっちのお豆の入ったChè達も美味しそう・・・

私達はこのメニューの中から2種類をチョイスしました。

テイクアウトだと、タピオカジュースのお持ち帰りの時のようなビシッとビニールの蓋を閉じた容器にChèを入れてくれて、氷を入れたビニール袋の中に容器を入れて、冷やした状態で渡してくれます。

何を選んだかはこの記事の後半、夕食後にお披露目することにします。

店内もテイクアウトも、とても賑わっていたので地元に人たちにもとても人気のお店のようでした。


鮮やかなピンクが絵になるタンディン教会

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天気がだいぶ怪しくなって来ましたが少し寄り道。

こちらは鮮やかなピンクとガーリーな外観がとても素敵な「Tân Định Church(タンディン教会)」です。


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曇天にはあまりピンクは映えていませんが、これが青空の下だったらかなり映える写真になること間違いなしの可愛さです。

こちらもフランス統治下時代に建設された教会で、敷地内は自由に立ち入り見学することが可能なようですが、観光客が増えすぎたため、教会の内部へは地元の信者の方以外は現在立ち入りを禁じられているようです。

空模様があまりにも怪しかったので、今回私達は外からチラッと見て、先を急ぎます。


土砂降りの中バイクで夕食へ、雨の中のリアルマリオカート

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日が暮れて本格的に雨が降って来ましたが、ベトナム最後の夜にどうしても行きたかったレストランがあるのでバイクを走らせます。


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スコールに慣れているベトナムの人々は、雨でもカッパをかぶってバイクでブンブンと進みます。

こんな感じで屋台に立ち寄り、夕食を調達する人たちの姿もたくさん見かけます。


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雨でも屋台で夕食を食べる人たち。


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暗い雨の中、光るネオンに何故だか“ベトナムらしさ”を感じます。


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そしてご覧ください、こちらがベトナム名物「マリオカート」です。

ハノイでもそうでしたが、大きな交差点ではみんながあっちこっちに向かってハンドルを切るので、バイクに慣れていない人は恐らく一生進みたい方向に進ことができないでしょう・・・

みんな車の前だろうがバスの前だろうがお構いなしに、わずかな隙間を器用にスイスイとすり抜けて進んでいきます。


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そんなことをしているうちに、見てくださいこの土砂降り。

カッパの意味もなく上から下までずぶ濡れですが、なんとかお店まで辿り着きました。

お店を濡らすことだけはしない様に、手持ちのタオルで拭いてから入店です。


オバマ大統領やブラッドピットが訪れた名店「Cục Gạch Quán(クック ガック クアン)」

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ようやくご飯です!!

今回来てみたかった「Cục Gạch Quán(クック ガック クアン)」は、ベトナム人の友達がお勧めをしてくれたお店で、オバマ大統領やブラッドピットなどの名だたる有名人も訪れるという名店です。

こちらが私達の食べてみたかったソフトシェルクラブ。

脱皮したての柔らかいカニを揚げた一品で、これは確かに絶品。

サクサクの食感に良い味付け。これはご飯が進みます。


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別に頼んだフライドライスもパラパラで美味しかった・・・


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メニューはこんな感じで、何よりも怖いのが金額が書かれていないことです。

お味はとても美味しかったのですが、ただ個人的には店員さんの対応が客によって違うように感じたので、お金を持った人たちに向けて商売をしているレストランなのかなあと思ってしまいました。

ですがまあ、その辺は当日のスタッフさんにもよりますし、対応はどうあれ、来てみたかったレストランで美味しいお食事がいただけたので、それだけで私達は満足です。

ちなみにお値段は2人で570kドン、約3,420円と、さすがの高級店。

お水がチャージされていたような気がしたのですが、最後のレシートに内訳が書かれておらず、謎のままです・・・


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“Cảm ơn”

ありがとう、ベトナム。

終始座席を濡らさないように気をつけながらのお食事でしたが、雨の中わざわざ来てよかったです。


バイク返却と、ベトナムのレンタバイク事情

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さて、最後のミッションはバイクの返却です。

こちらが今日一日バイクを貸してくれた「Motorbike Rent CHO THUÊ XE MÁY Giá Rẻ Tại Saigon」。

民家の中にあるのですが、バイクを返却しに来たときはこの手前の門が閉まっており、看板も見えず一体入口がどこだったのか全くわからず10分ほどあたりをぐるぐる彷徨いました。

彷徨った挙句、交換していたWhatsAppで連絡を取り、門を開けてもらいました!

ベトナムでは、バイクをレンタルする際に必ずと言って良いほど、どこのお店でもWhatsAppで番号を交換するのでアプリを入手しておくことをお勧めします。


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ちなみに、バイクを借りる際に必要な物は
・パスポート
・レンタル料
・預かり金(デポジット)

です。

パスポートは借りる際に店主に預け、返却の際に返されます。

そのため、バイクレンタル中にバスや鉄道のチケット等を予約したい場合は、予めパスポートの写真や写しを持っておくか、その旨を店主に伝える必要があります。

預かり金は店舗によって違いましたが、こちらもパスポート同様に返却の際に返金されます。

事故等を起こしてしまった際には、そこから引かれるのではないかと思います。

ちなみに免許についてですが、ベトナムはジュネーブ条約を締結していないため、国際免許では車やバイクを運転することはできません。

なので実際はベトナムでベトナムの免許を取得しないとバイクはレンタルできないというのが正解です。

が、実際にレンタルの際に免許の提示を求められたことはありませんでした。

たというのも、無免許で運転しているベトナム人も多かったり、バイクをレンタルしている観光客は実際警察に止められても言葉が通じなかったりするため、まあいいか、ということで”事実上黙認されている”という状態になっている様です。

ベトナムのレンタバイクで流通しているもののほとんどが100ccで、ベトナムでは50cc以上は免許が必要、と定められています。

とはいえ、欧米をはじめとする世界中から訪れている観光客がバイクをレンタルしてベトナムを観光しているところを見ると、完全なる黙認、というルールになっている様です。

ちなみに違反金は1,000円ほどという噂で、渡せばそのまま行かせてくれる様ですが、私達は実際にその現場には遭遇していないのでどんな感じか定かではありません。

ただ、ひとつ言えることは、ベトナムのバイク事情は本当にカオスで、信号や交通ルールもあって無い様なものなので、特にハノイやホーチミンなどの大きな都市では、バイクに慣れている人以外はレンタルしない方が安全だと思います。


おしゃれなスーパーでお土産探し

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レンタバイク屋さんからホテルまで、夜の散歩道の途中、良い感じのお洒落なスーパーを見つけたので立ち寄ってみることに。

バスチケットを取る際に引き出したベトナムドンの余りがまだあったため、せっかくなのでちょっと高級なスーパーでお土産を物色することに。

訪れたのは「Annam Gourmet Nguyen Van Troi」、日本で言う成城石井のような高級スーパーです。

みてくださいこのチョコレート!

パッケージがとても可愛いです。



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これは私が絶対好きであろう類のお菓子。

ローストしたカシューナッツを、ハチミツやグァバシロップでコーティングしてあるという物。


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これも!

こちらはローストした蓮の実や、ジャックフルーツの種をハチミツでコーティングしてあるそうです。

文字情報とパッケージだけで、好きだという自信があります。


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お洒落にパッケージデザインされたコーヒーもありました。


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こちらはブラジル産の様ですが。


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こちらはベトナムで焙煎されたコーヒー豆の様です。

パッケージがお洒落だと美味しそうに見えますよね。

お土産にも絶対喜ばれるだろうなあ。


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結局購入したのはこの2つ。

そう、美味しいナッツが美味しいものでコーティングされているというスナックです。

旅のおやつとして、まだこの先長い道中どこかで食べることにします。


今夜のデザート”Thi Thi Chè”

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さて、忘れてはならない今夜のデザートです。

私たちのチョイスはこちらでした。

1つ目は、ライチ×可愛らしい色の杏仁っぽいゼリーのChè、
2つ目は、ココナッツミルク×お豆ちゃん達×お餅っぽいものが入ったChèをチョイス。

ライチと杏仁風ゼリーの方はシロップベースでみずみずしくさっぱりとした美味しさ。

ココナッツミルクベースの方は、冷たくて甘いココナッツミルクの優しい味わいに、甘く煮た豆、そしてもっちもちのお餅?の組み合わせが最高。

ベトナムのChèは、数え切れないほどの種類と組み合わせがあるので、ぜひ皆さんもいろいろ試してお気に入りの一品を見つけてくださいね。


旅のスケッチ


ベトナムにて、雨の中、カッパを頭から被りバイクに跨る人々



チケットカウンターのお姉さん、ありがとう。


夫婦東南アジア旅Day12. ダナン→ホーチミンへ🇻🇳飛行機の旅✈️

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2022年9月24日、ベトナム旅Day12


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朝8:00起床。

昨夜は何故かどこからか爆音で音楽がガンガン鳴り響いてなかなか熟睡できませんでしたが、朝のダナンは静かです。

さて、今日はダナン滞在中に出会った可愛いもの達で少し重くなったバックパックを担いで、ホーチミンへ飛びます。


朝食に、スーパーで買った不思議可愛いパンを

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朝食を食べるタイミングがないと思って、昨夜のうちに買っておいたパンです。

やわかいクロワッサン風のパンで、中にクリームが入っています。

これは象さんなのでしょうか、象さんではないのでしょうか?


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パッケージからは象さん感は微塵も感じられません。

ちなみにこのパンは、ベトナムのスーパーやコンビニ至る所でよく見かけました。


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バイバイ、ダナン。

ダナンでも素敵な出会いが沢山ありました。

写真はダナンの海沿いのお店で食べたココナッツアイス。

ここでは沢山の人々が集まり、様々な文化が混ざり合い、新しく生まれ、そこから「ダナン」と言う新しい都市が形作られていっているような、

ダナンはそんな生き物の様な都市でした。


飛行機でダナン国際空港からホーチミンへ

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今回私たちは、ダナンからホーチミンまで飛行機で移動することにしました。

フライトチケットは2人で2,450kドン、日本円で14,700円程です。


ステイ先のホテルからダナン国際空港までは少し距離があるので、Grabを呼んでタクシーで向かいます。

ホテルから空港までは4.4km、乗車時間は約11分。

料金は2人で91kドン、日本円で550円程でした。


国内線なのでスムーズにチェックインを終えました。

ホーチミンまでは1時間30分の短いフライトです。


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だんだんホーチミンの街並みが見えてきました


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ビルや民家が所狭しにギュッと密集しているのが見えます。

もうすぐホーチミン、タンソンニャット国際空港に着陸です。


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機体から空港内部までは、バスでの移動でした。

天気の良いホーチミン。

青空が綺麗です。


空港のマクドナルドにて、ベトナム限定メニュー「フォーバーガー」?

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時刻は13時過ぎ。

朝からきちんとした食事をとっていなかったので、空港のマクドナルドで昼食を取ることにしました。

マクドナルドやケンタッキー、スターバックスなど、世界中に支店を持つチェーン店は、その国オリジナルのメニューがあったりするので、各国でオリジナルメニューに挑戦するのも旅の楽しみの一つだったりします。

しかしベトナムオリジナルメニュー「フォーバーガー」とは一体どんな味なのでしょう・・・


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私たちは、マクドナルドでは珍しい「Fish Sauce Rice」と言うフィッシュソースのかかったフライドチキン定食と、例のフォーバーガーをオーダーしました。

フィッシュソースとは、ベトナムお馴染みの調味料「ナンプラー」や「ヌクマム」をベースに、お砂糖やニンニク、唐辛子を少し加えたようなお味。

お味は、特に普通というか、一度体験できたからいいかな、という感じでした。

フォーバーガーは、テリヤキソースのかかったパティに目玉焼き、そしてフォーらしく香草の入ったバーガーでしたが、個人的には特にそこまで美味しくなかった、という薄らとした記憶しか残っていません。

結論を言うとやはり、「マックのポテトはどの国でも一番間違いなく美味しい」ということですね。


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さて、ホーチミンでのステイ先はAirbnbを予約。

空港から20分程歩いてステイ先まで向かいます。

するとなんとまあ、着いたときは暑すぎるくらいの快晴だったのに、この時期のスコールのおかげで、ホテルまでの移動中にバケツをひっくり返したかのような土砂降りが始まりました・・・

雨宿りを試みるも、屋根がない・・・

そして一向に弱まる気配のないこの非情なスコール・・・

雨から逃れることを諦めて、土砂降りの中30分ほど歩き、ようやくステイ先に到着しました。

ずぶ濡れになったので、とりあえずシャワーを浴びて、そのまま自分たちと一緒に服も洗濯して、少しお昼寝をすることに。

まずはひと眠りしてから、今日の予定を考えます。



大当たり!絶品牛肉フォーが食べられる”Phở Thành Nam”

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ひと休みして体力が回復したら、雨も上がっていました。

お腹が空いたので晩御飯を食べに街をぷらぷらしていると、美味しそうなフォーレストランを発見しました。

その名も「Phở Thành Nam」。
まだ食べていなかった牛肉のフォーが食べられるお店です。

麺も具もたっぷり!スープのシンプルな美味しさが沁みます。

ちなみに、地元の人たちが、中国や台湾でよく見かける揚げパンの様なものをスープに浸して食べているのを見て、ついつい真似して頼んでみたら、ものすごい量の揚げパンが来てしまいました。


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なおちゃんはこちらをチョイス。

あんかけかた焼きそばのフォーバージョンの様な一皿。

ニンニクの効いた塩あじの肉野菜炒めが、カリカリの揚げ麺によく絡んで美味しいです。

そしてなんといってもこのお店、フロアを担当しているお姉さんがチャーミングでとっても可愛かったのが何よりも印象に残っています。


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ニコニコと裸足で忙しく店内を駆け回る姿が、とても素敵でした。

私たちがお邪魔したのはこちらのお店です↓

【Phở Thành Nam – Tân Sơn Nhất Airpor】
📍6 Trường Sơn, Phường 2, Tân Bình, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム 



ホーチミンのコンビニ

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帰りに飲み物を買いにコンビニへ立ち寄りました。

日本語で「おでん」と書かれたホットスナックを発見!


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この丸いパンの様なものも気になります・・・

地元のコンビニやスーパーは、その土地の生活や文化が感じられるので、特に何も買わずともぷらぷら見ているだけでとても楽しいので大好きです。



夜のスケッチタイム

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夜8時。ステイ先に戻ってきました。

先ほどのコンビニで買った美味しそうなティジュースとタイガービールを片手に、日記を書いたり家計簿をつけたり、私は絵日記を描いたり、それぞれゆったりとした時間を過ごします。

Airbnbは部屋も広く、家具も一式揃っているので、こういう落ち着いた時間の過ごし方ができ本当にありがたいです。

ちなみにお洗濯事情ですが、私たちは旅の間は基本的にシャワーを浴びながら石鹸で手洗いしています。

Airbnbには洗濯機があるので、本当に助かります。



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今日のスケッチ


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そしてこれは何日か前に描いたもの。

ベトナム女性博物館で見た写真を元に描いたものです。

とても力強く、美しい眼差しが印象的な写真でした。



旅のスケッチ

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今日の旅のスケッチはやっぱりこれ。

一目で「お友達になりたい!!」と思わず思うほど、とっても素敵なお姉さんでした。


夫婦東南アジア旅Day11. ベトナム🇻🇳~ダナンの巨大マーケット”コン市場”へ~

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2022年9月23日、ベトナムDay11

今日はダナン最終日なので、バイクでダナンの市内を周ることにしました。


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ベトナム絶品グルメを朝食に

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今日はなんとしても、食べたい物があった私たち。

10時前にホテルを出発し、少し遅めの朝食を食べにバイクでドラゴン橋を渡ります。


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遠くから見ても一際存在感を放つ、巨大なドラゴン。

こうして間近で見ると、意外と薄い金属のプレートを層にして形作られていて、こんな構造をしていたんだなあ・・・なんて観察しながら通り過ぎます。



ベトナム風オムレツ”バインセオ”

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バイクでホテルから18分。

細い路地の奥に佇む、お目当てのお店に到着しました。

こちらが来てみたかったお店、ローカルの方達が通うという「Bánh Xèo Bà Dưỡng(バインセオバーユン)」です。



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このなんとも食欲をそそる素晴らしいビジュアル。

こちらのセットで105kドンなので、この時のレートで640円程。
朝から600円ちょっとで豪遊です。

ちなみにバインセオとはベトナム風オムレツのことです。

米粉にココナッツミルクとターメリックを合わせたもちもち生地をカリカリに焼き、その生地にまさにオムレツのように、もやし、干しエビ、豚肉などの具材を包んであります。

また、ネムルイ(Nem Lui)というつくねもまた絶品。

主にフエを中心にベトナムの中部地方で食べられている料理のようで、このつくねの串の様な物は実はレモングラスの茎。

食べる時は茎からつくねを外して、ライスペーパーに巻いてお野菜と一緒にいただくのですが、レモングラスがふわっと香り、ハーブ好きの私にとって最高の香り付です。

このバインセオセット、各々それだけでも美味しそうなのに、さらに美味しい食べ方があるのです・・・


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そう、こんな風に付け合わせのライスペーパーで、具沢山のもちもちオムレツと、生野菜と味噌ダレをくるくるっと巻いて、パクッといただくのがベトナム流。

具沢山の香ばしいオムレツに、青パパヤと生野菜のシャキシャキとしたフレッシュな食感。

そこのネムルイも乗せたら更に完成度が上がります。

そして憎いのがライスペーパーと味噌ダレ。

ライスペーパーでくるりと巻くことによって、まるで生春巻きのように全く違う具材達がひとつにまとまるのが不思議です。

そこにこの味噌ダレが、合うのなんのって。

この味噌ダレが3種類ほどあるのですが、それぞれ辛さが違って本当にいいお味・・・

日本に持って帰りたかったタレ部門で、ダナンで食べた“コムガー”に次ぐ第二位でした。


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店内では、まだ学生くらいの年頃の若い男の子達が朝から働いていました。

ベトナムでは若い女の子や男の子がテキパキと飲食店で働いているのをよく見かけます。

最高の朝食をありがとう、と伝えたい気持ちでいっぱいでした。


Cannonball Tree(ホウガンノキ)

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「Bánh Xèo Bà Dưỡng(バインセオバーユン)」の店横に咲いていた、ホウガンノキの立派な花。

キャノンボール(砲丸)という名前も頷ける、お花の爆弾のような物凄い迫力です。

思わず足を止めてしまう存在感と艶やかさ。

霊力の強い聖なる木とされていて、東南アジアではお釈迦さまが亡くなった時に花を咲かせたという沙羅双樹の木の代用で、寺院に植えられているところも多い様です。

実際にこの旅の後半で訪れたタイやラオスの寺院でもよく見かけました。



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またこれは少し余談となりますが、このホウガンノキは沖縄でよく見られる一夜しか咲かない幻の花「サガリバナ」の仲間で、サガリバナ科に属する様です。

私は石垣島でガイドをしていた時にサガリバナに出会い、その美しい姿にとても感動したので、なんだか少しホウガンノキと運命的な物を勝手に感じてしまいました。



ベトナムあるあるの風景「走る植木鉢」

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バインセオ屋さんからの帰り道で出会った、走る植木鉢。

ベトナムでは、この「走る何か」シリーズをよく見かけます。

段ボールが走っていたり、家具が走っていたり・・・この絶妙なバランス感覚と括り付ける技術は神業としか思えません。


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人の姿が全く見えません。

私たちは旅の最中、この神業の持ち主を「びっくり人間」と呼んでいました。



地元の生活が見られる、ディープで超ローカルな”コン市場”へ

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さて、一度ホテルへ戻り12:00にチェックアウトした後やってきたのは、本日2つ目の目的地である「Chợ Cồn(コン市場)」です。

市場の入り口はこんな感じで、一応警備員さんの様な人がいますが、本当に一応いるだけです。

物凄い人で溢れかえっていますが、ほぼローカルの人達。


ダナンには巨大なマーケットが二つあります。

一つはダナンの中心部に位置する「ハン市場」、もう一つが私たちが訪れた「コン市場」。

観光客が多く訪れるハン市場に対し、コン市場は「ダナン市民の台所」と呼ばれていて、その名の通りローカル感を味わえるという情報を手に入れた私たちは、今回コン市場を訪れてみることにしたのです。

まずは駐輪場のお兄さんに導かれるままににバイクを停めます。

ちなみに駐輪代は4kドンで約25円でした。

さあ、中へ入っていきましょう。


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ベトナム笠「ノンラー」を被った女性に、カラフルなザル、生野菜。

とてもベトナムらしさを感じる光景に、思わずシャッターを切ります。


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中はとにかく、いろんな意味で「なんでもあり」です。

スナック菓子やドライフルーツ、乾麺に生春巻きの皮・・・


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サンダル、仏具、小物類・・・


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少し奥には精肉のコーナー。

こちらは生肉の湿った匂いが香ってきます。


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そして穀物に、穀物袋の上で爆睡するおばちゃん。


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あちらこちらにバナナの山。

こんな感じで所々にバナナのジャングルがありました。


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市場の中をバイクが走ったり・・・


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バナナジャングルの中でおばちゃんがぼーっとしてたり・・・



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行き交う人の中で、店番をしながらお昼ご飯を食べてたり・・・

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見てください、この眺めを。

二階建ての建物にぎっしりと詰まった、なんでもありの熱気と活気。

寝てる人、食べてる人、ひたすら携帯をいじっている人。

店番してるというよりも、生活の一環という印象が強い、このなんでもありの光景が、とても東南アジアらしい気がします。

市場独特の匂いはありますが、ハノイで訪れた市場よりも清潔感がありました。

ちなみに客引きはかなり激しく、私は2階の洋服売り場で「オネーサン!オネーサン!」と腕を掴まれ、離してくれませんでした。

ちなみに「60kドンだよ!50でいいよ!でも40にしとくよ!」と値段は勝手にどんどん値下がっていきます。

さすがのベトナムの逞しさと力強さを感じます。




ローカルの人達に混ざってフードコートを楽しめる

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大きな市場には大体フードコートのようなご飯を食べられる屋台も入っています。

見渡した限りでは観光客らしき人は誰もおらず、昼食を食べに来ているローカルの人々の姿で賑わっていました。


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丁度お昼時だったこともあり、若い男の子達やカップルの姿もちらほら。

この辺りに住んでいる人達の生活が垣間見えます。


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ブンボーフエのお店も発見。


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こちらも麺料理屋さんの様です。

フルーツジュースのお店もたくさん軒を連ねていました。



一眼を引くピンクの大聖堂”Nhà Thờ Con Gà”

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熱気に押し出されるようにコン市場を出た後は、ダナンのシンボルの一つでもある「ダナン大聖堂」に立ち寄ってみました。

ダナン唯一の教会でもあるこちらの大聖堂は、ピンクの外観がなんとも可愛らしく、遠くからでも華やかな存在感を放っています。

ベトナムの人々には、そのてっぺんに佇む風見鶏の姿から「Nhà Thờ Con Gà(雄鶏教会)」の愛称で親しまれています。

元々ベトナムはフランス領だったこともあり、このダナン大聖堂はイギリスの「ビッグ・ベン」のようにネオ・ゴシック建築様式(ゴシック・リヴァイバル建築洋式)で建てられたローマ・カトリックの教会です。


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このように正門は閉まっていますが、大聖堂の後ろ側にある門から入れます。

中に入れる時間は決まっている様なので、あらかじめチェックしてから訪れると良いと思います。

この日はあいにくの曇り空でしたが、青空が広がる日は更にこのピンク色が綺麗に映えそうですね。



夕日沈むダナンの海沿いを、バイクでSunsetドライブ

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夕暮れ時、リゾートビーチからは少し離れた、ローカル感の漂う浜辺に立ち寄りました。


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現地の若者達が、私たちのようにニケツで浜辺を走っていく姿。

陽が傾き、少し涼しくなった海辺には心地の良い風が吹いています。


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浜辺に置かれているこの一寸法師の乗り物のような小舟は”バンブーバスケットボート”という名前で、”ココナッツボート”の愛称でも親しまれています。

今も実際に地元の人達は、このココナッツボートに乗り込み網漁に出ている様です。


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丁度大人ひとりがすっぽりと乗り込めるサイズ。

竹編みの頑丈そうな作りです。


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観光客向けに、このココナッツボートを漕ぎながら、椰子の木に囲まれた水路、通称「ココナッツの森」をぷかぷかと探索できるツアーもある様です。

ココナッツの森の中、水上をのんびり進んでいくのは想像しただけでとても気持ちがよさそうです。


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少し沖の方には、小舟がたくさん停泊しているのが見えます。


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先日訪れた海水浴ができるビーチとは打って変わって、静かな時間が流れています。


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夕日に照らされながら浜辺を走るバイクと、私たちしかいない空間。

沈む橙色を水面が反射して、ゆらゆら、ゆらゆらと揺れる海を、ただただ時間を忘れてぼーっと眺めていました。



汁なし麺Mi Quang(ミークァン)にドハマりした夜

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ダナン最後の晩餐に、私たちは運命的な出会いを果たしました。

それがこちらのレストラン「Mỳ Quảng Cô Sáu」です。

なぜ運命的なのかと説明しますと、実はこの日の夜、私たちには友達に勧めてもらって行きたかった別の海鮮レストランがあったのです。

ただ、ベトナム滞在も残りわずかとなっていた私たちには、現金の持ち合わせがあまりなく、そこの海鮮レストランはベトナムのレストランの中ではお高めの場所だったため、現金が足りずに断念・・・

近くのATMでキャッシュをおろすか迷ったのですが、あと2日でカンボジアへ渡ることを考えると、今回は諦めようという決断に至ったのです。


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そこで、夕食のプランが真っさらになってしまった私たちは、何軒かうろうろバイクで周り、ひょんなことから偶然このレストランに行きつきました。

腹ペコで注文して、届いたものがこちら・・・


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これまた最強に食欲をそそるビジュアルが届きました!

こちらは”Mi Quang(ミークワン)”という、ダナン名物の混ぜ麺料理です。

きしめんに似た太い麺に、豚肉、海老、うずらの卵、砕いたピーナッツなどの具材が乗ったどんぶりがドーン。

そこにお好みで別皿の生野菜をトッピングして、魚介ベースの甘辛ダレと混ぜて食べる、これで30kドン約180円!


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これは日本人なら絶対に間違いなくハマるお味でしょう。

魚介ベースの甘辛タレは、懐かしいような、安心する味。

パリパリの胡麻煎餅も、いいアクセントです。

そもそもこのきしめんの様な麺は、貿易が栄えていた江戸時代の初期に日本から伝わった平打ちうどんが変化したもの、と言う一説もある様です。

しかもこちらのお店、店主のおじちゃんもとても笑顔の素敵な優しいお方で、麦茶も出してくれて、私たちは最高の夕食に出会うことができました。


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ローカルレストランですが清潔感もあり、丁寧なおもてなしが本当に素敵なお店です。

意外とこうしたハプニングから、いつも心に残る素敵な出会いへと繋がっていくものです。



ダナン最終夜、静かな海辺

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時刻は19:00。すっかり暗くなりました。

夜風があまりにも心地よいので、夜の海辺を少し散歩します。

こんなフォトスポットがあるのも、リゾート地ならではでしょうか。

夜遅くまでビール片手に海辺で楽しんでいる人達の姿が沢山見られます。



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そんな中、賑やかさから少し離れたところでひとり静かに瞑想する女性の姿。

真っ暗な海にこだまする、寄せては返す波の音。

彼女の周りだけ、彼女だけの特別な時間が流れていました。

色々な出会いのあったダナン。

明日はベトナムの最終目的地、ホーチミンへ向かいます。



旅のスケッチ

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コン市場にて。
店番をしながらただただぼーっとしているおばちゃんが、どうも絵になる。



ド派手な花をつける、Cannonball Tree。


Vietnam / ベトナム旅


〈東南アジア旅行記・ベトナム編〉

記事一覧

*クリックで各記事へ飛べます


1.東南アジア旅行の持ち物

2.夫婦東南アジア旅Day1. ベトナム🇻🇳成田→ハノイ~ベトナム初めにフォーとバインミー~

3.夫婦東南アジア旅Day2. ベトナム🇻🇳ハノイ~レンタバイクで旧市街観光~


4.夫婦東南アジア旅Day3 ハノイ*トレインストリートと民族博物館


5.夫婦東南アジア旅Day4.ハノイ→ニンビン~ベトナム南北鉄道の旅~


6.夫婦東南アジア旅Day5.ベトナム・ニンビンの大自然へ~ボートツアーとハンムアビューポイント~


7.夫婦東南アジア旅Day6. ベトナム古都フエ


8.夫婦東南アジア旅Day7 ベトナム🇻🇳フエのグルメ


9.夫婦東南アジア旅day7.ベトナムフエ観光編🇻🇳~世界遺産フエ王宮とカイディン帝廟~


10.夫婦東南アジア旅day8. ベトナム🇻🇳古都フエ→南国のリゾート地ダナンへ~南北鉄道で海沿いを走る~


11.夫婦東南アジア旅Day9.ベトナム🇻🇳DA NANG ~天空のテーマパークへ~


12.東南アジア旅Day10. “ベトナム古都ホイアンへ”vol.1 ~街歩きとカフェと世界一のバインミー~


13.夫婦東南アジア旅Day10.”古都Hoi Anへ”vol2. ~ホイアンの夜とグルメ~

14.夫婦東南アジア旅Day11. ベトナム🇻🇳~ダナンの巨大マーケット”コン市場”へ~


15.夫婦東南アジア旅Day12. ダナン→ホーチミンへ🇻🇳飛行機の旅✈️


16.夫婦東南アジア旅Day.13 ベトナム最大の都市🇻🇳”Ho Chi Min(ホーチミン)”~グルメ満喫&ベトナム戦争証跡博物館~カンボジアへバスで入国するには?~


17.夫婦東南アジア旅Day.14 ~絶対食べたいホーチミンのチェー&国境越え~カンボジア🇰🇭プノンペンへバスで入国~


夫婦東南アジア旅Day10.”古都Hoi Anへ”vol2. ~ホイアンの夜とグルメ~


ダナンから足を伸ばしてやってきたホイアン。

ランタンの灯りに誘われるように、夜のホイアンをぷらぷらと歩いていきます。


ランタンに照らされるHoi Anの夜


ランタンに彩られるホイアンの夜はなんと幻想的な物でしょう。

日が暮れてきたので、トゥボン川の近くで開かれるナイトマーケットへ向かいます。



カラフルに光を灯すランタンと、しとしと降り注ぐ雨。

幻想的な光景です。



到着しました!ホイアンのナイトマーケット。




雨の中でもみんなカッパを被りながらナイトマーケットをオープンしています。



こちらのナイトマーケットは、お土産用の雑貨や小物がメインの様でした。



カラフルな可愛い小物達に、思わず足が止まります。



夜のホイアンを歩いていて思わずランタンが欲しくなってしまった私たち。

絶対日本に着くまでに壊しそう・・・という予感から購入を迷っていたのですが、ついに誘惑に負けてミニランタンをふたつ購入。

ランタンを買ってくれたから、ここで写真を撮ってあげるとお店の方に記念写真を撮っていただきました。

とっても良い写真。本当に記念に残る写真になりました。

ちなみにランタンを買わなくても、記念写真代を払えば写真が撮れる様でした。


ベトナム紙幣にもなった“日本人橋”




こちらはベトナム紙幣2万ドン札にも印刷されている観光名所「来遠橋(らいえんばし)」、別名「日本人橋」です。

ホイアンが貿易港として栄えていた時代、この辺りには数多くの外国の商人達が暮らしていたと言われています。

そんな中、日本人街と中国人街を繋いでいたのがこの石橋で、日本人によって建てられた様です。




ちなみにこちらが2万ドン札。

ベトナム人なら、知らない人はいないですね。





ちなみに橋は無料で通行可能となっており、観光客だけでなく今でも市民の日常生活に利用されています。

この橋の珍しいところが、橋の内部に祠があるという点。

祠への入場はお金がかかる様です。

また、橋の両側には猿と犬の木彫りの像が飾られていますが、これは申の年に橋の建設が始まり、戌の年に橋が完成したことを象徴しているらしいです。

是非そちらも併せてご覧になってみてください。




橋の真ん中から見た、ホイアンの街並みが綺麗です。

ランタンの灯った橋はなんとも幻想的で、日中とはまた違った、まるで異世界に迷い込んだような不思議な空気感がありました。



夜が深まるにつれ、鮮やかさを増すランタン達。



Hoi Anのグルメ”White Rose”(ホワイトローズ)


さて、お待ちかねの晩御飯は、ホイアン名物「ホワイトローズ」です。

この美しい名前に負けない美しい料理、プリップリの蒸し海老ワンタンなのです。

米粉で作られた薄い皮に、エビのすり身を包んで蒸したものに、カリカリのフライドオニオンがトッピングされています。

ホワイトローズを出すお店は何点かある様ですが、今回私たちは本家ホワイトローズの「White Rose Restaurant」へお邪魔しました。




これがとにかく絶品なんです。

とにかく皮の歯応えが良いのなんのって。

クニクニ、プリプリとしていて、食べたことのないレベルの美味しさです。

そして中の海老もプリップリ・・・

こちらのお店では、基本二人くらいでシェアするように大皿で出されますが、一瞬でなくなってしまいました・・・





美味しすぎて、もう一皿頼むか本気で迷いました。

というのもこちらの料理、実はホイアンでしか食べられないのです。

それもそのはず、実はホイアンには「バーレー井戸」という井戸があり、そこの井戸水でなければ美味しいホワイトローズを作ることができない様です。

今回私たちが訪れた「White Rose Restaurant」では、今でもこの井戸を使った伝統的な製法にこだわってホワイトローズを作っているそうです。

だからこそのあの食感・・・是非とも一度は味わっていただきたいです。


そしてなぜホワイトローズなんて上品な名前がつけられたかというと、お皿の上に並べられたこの美しい蒸し海老ワンタンが、白い薔薇のように見えたことに由来しているとか。



伊勢うどん?B級グルメ”Cao Lau”(カオラウ)



ホワイトローズですっかり食欲を刺激されてしまった私たち。

もう少し何か食べたい!と思い来たのがこちら。

バーレー井戸の水を使った、もう一つのホイアン名物が頂ける屋台です。



こちらもホイアン名物「Cao Lau(カオラウ)」です。

こちらはまるで伊勢うどんのような、ホイアンのB級グルメ。

ただ、伊勢うどんよりも麺にコシがあり、太めの麺がタレに絡んで食べ応えがあって美味しい!

トッピングは豚肉と、カリカリに揚げられた豚皮の様なものに、レタスや香草などの生野菜。

カレーのようなスパイスの風味も感じつつ、八角の入った甘ダレの様な風味もありつつ、この濃いめのタレが食欲をそそります。




テキパキとカオラウを作ってくれる屋台のおばちゃん。

おばちゃんの後ろ姿を見ながら、料理が運ばれてくるのを待つ。

良い時間です。


信じられないスコールと雷の中の帰宅



なんとホイアンへのデイトリップの締めくくりは、体験した事がないくらいの激しいスコールでした。

ホイアンを出る頃に強まってきた雨足。

バイクを停めて、カッパを被ります。

がしかし、カッパなどまるで意味をなさない猛烈な風と叩きつけるような雨。

文字通り頭の上でバケツをひっくり返され続けているかの様な雨です。


タイヤが滑らないようにゆっくりダナンへ向かいますが、地響きのような雷が・・・

帰るしかない私たちは、40分で来た道を2時間近くかけてダナンの宿へと戻りました。

最後の方は体が冷えすぎて、真冬のようでした・・・

“トラベルはトラブルだ”という言葉通り、こうしてまた忘れられない想い出が出来上がりました。

本当に無事に帰って来れてよかったです。



旅のスケッチ

東南アジア旅Day10. “ベトナム古都ホイアンへ”vol.1 ~街歩きとカフェと世界一のバインミー~

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2022年9月22日

ベトナム旅10日目

今日はダナンから足を伸ばし、日帰りで世界遺産の街”Hoi An”(ホイアン)へ行ってきます。


ダナンのカフェ”ROOTS”で朝食

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日帰り観光なので、少し早めにホテル近くのカフェで朝食をいただきます。

今回はGoogleマップで調べていて気になっていた”ROOTS”へお邪魔しました。

流石のリゾート地ダナンは、世界中から観光客が訪れるためか、お洒落なカフェやレストラン、バー等がとても多いです。


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実はこちら、日本人の方が経営しているヴィーガン料理が楽しめるカフェなのです。


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私たちはブッダボールとアサイーボールをそれぞれ頼んでシェアしました。

見た目も美しいし、味はもちろん最高に美味しい。

アサイーボールが300円、ブッダボールが600円と、相変わらず値段が素敵過ぎます。

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まだそこまで日差しが強くない朝。

みんなテラス席でゆったりとした時間を過ごしていました。

海が近いので、サーファーの方がコーヒーやフルーツジュースをテイクアウトしたりする姿もちらほら。


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ちなみにホテルへ戻る道端で、ハンモックを吊ってお昼寝?をしているおじいちゃんを発見しました。

この人目を全く気にしない自由な感じがとても良いです。


レンタバイクでHoi Anへ

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さて、バイクにまたがりホイアンを目指します。

ダナンからホイアンまではバイクで40分程。

ダナン市街地を離れ、リゾートホテルの立ち並ぶセクションを抜け、どんどん田舎道へと入っていきます。
道は所々悪いですが、やはりバイクでのドライブは風が気持ち良い。

水牛を散歩しているおじちゃんにも出会いました。


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ドライブを楽しんでいるうちにあっという間にホイアンに到着。

ホイアンの入り口付近でバイクを止める場所を探してうろうろしていると、美しい庭園を見つけました。



世界遺産、Hoi Anの街並み

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なんと美しい街並み。

世界遺産Hoi Anの旧市街地には、伝統的な街並みが綺麗に残されています。

至る所に揺れるカラフルなランタンに、
ブーゲンビリアの鮮やかなピンク色と若々しいグリーンの葉。

黄色い土壁に、なんと良く映える事か。

今日はあいにくの曇り空でしたが、時折雲の合間から覗く青空が、Hoi Anの鮮やかさを際立たせます。


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Hoi Anは、16世紀〜18世紀頃に国際貿易港として栄えた港町です。

Hoi Anの街の中心に流れるトゥボン川を拠点に、当時は交易や文化交流の中心として繁栄していました。

ヨーロッパを始め、アラブやインドの国々とも盛んに交流が行われていたそうです。


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赤瓦の屋根と、黄色い壁で統一された美しい街並み。

この街並みは18世紀末に建てられたそうです。

奇跡的に大きな災害や戦禍を逃れ、その姿を残した街並みは、1999年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。


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小道もどこかノスタルジックで、歴史の中にタイムスリップしたかの様。

思わず写真に収めたくなってしまいます。



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ふと2階を見上げると、おじいちゃん発見。

観光客は多いですが、実際にここで生活を営んでいる人々の姿を垣間見ることができます。


Hoi Anで布探し

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実は、私たちは今回の東南アジア旅行でどうしても買いたい物がいくつかあります。

そのうちのひとつが、布です。

東南アジアの布は、柄が可愛く、そして何よりお値段が安価なので、将来民宿をオープンする事を夢としている私たちは、その時のために今回の旅でいくつか可愛い子達を手に入れたいと思っていました。



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Hoi An旧市街には、お土産屋さん、雑貨屋さん、服屋に布屋と、数多くのお店が所狭しと並んでいます。

布屋さんも本当にたくさんあったので、何軒も見比べ、値段を聞いたり、そしてもちろん値切ったりしました。

観光地は最初に基本倍近くの値段を言われるので、値切ることを決して忘れてはいけません。


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値切りつつ、お店のおばちゃん達との会話を楽しみつつ、最終的に私たちがゲットしたのは、大きなストール布を2枚。

こちらのお店で購入したのですが、とても素敵な子達に出会えました。

Hoi Anは観光地だから高いという声も聞きますが、正直なところ、ベトナムを色々見て周りましたが決してHoi Anが特別高いという印象はなく、質の良い物を安く手に入れることができました。

買い物は、出会いと値切りとお店によると思います。


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さて、こちらのお店では可愛いピンバッジを発見しました。


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一目惚れしたなおちゃんが、こちらのピンバッジを2つ購入。

写真の左下にさりげなく映り込む、商品の布を紹介するお店のおばちゃんと、それを聞く私。

ちなみにこのピンバッジ、他にもフォーやバイクなど沢山のデザインがあり選ぶのに相当悩みました。

この時は2つしか購入しなかったのですが、あまりの可愛さに後から他のも買っておけばよかった!とじわじわ後悔。

残りのベトナム旅の道中でどこかにまた売っていないか目を光らせていたのですが、結局このピンバッジ達には出会えず・・・

どこか他の場所で見つけた方がいましたら、是非教えていただきたいです。



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個人的にはハノイよりも客引きが少な買ったので、気楽にぶらぶらとウィンドショッピングを楽しむことができました。


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陶器のおたまも素敵でした。

白と青のコントラストが美しい陶磁器の雑貨が沢山あり、思わず欲しくなりましたが、まだまだ先が長いので割れ物は我慢です。


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果物メインのマーケットも発見しました。


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色とりどりの水々しい宝石。

ロンガン、パパヤ、ランブータンなど、東南アジアらしい果実が並びます。



おしゃれな隠れ家カフェでひと休み

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さて、今日はホイアンで行きたかったカフェがあります。

その名も”PHIN COFFEE”。

少し見つけづらい様なので、PHIN COFFEEを探してホイアンの旧市街をうろうろ歩きます。


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こんな細い路地を通り、民家の裏を歩いていくと・・・


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奥まったところに、発見。

まるで隠れていたかのようにこっそりオープンしていました。


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緑あふれる素敵な空間。

ベトナムの熱気と喧騒から切り離された様に、ここには静かで穏やかな時間が流れています。


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植物園みたいに至る所に植物の鉢が置かれていて、とても涼しげで。

涼みながら一息付くには最高の場所です。


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私は桃とライムとオレンジのティージュースを注文。

とても喉が渇いていたので、さっぱりとした物をごくごく飲みたい気分だったのですが、これが最高のチョイスでした。

柑橘系のフレッシュな味わいと桃の柔らかい甘み、そこにサトウキビのジュースで自然な甘味が加えられていて、とても美味しかったです。

もちろんキンキンに冷えています。


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なおちゃんはこちらのコーヒーベースのカクテルジュースをチョイス。

アイスコーヒーをオレンジジュースで割った物に、ライム果汁が絞ってあります。

ベトナムに来て、こういったコーヒーベースのカクテルジュースをよく見かけますが、これがなかなか美味しいんです。

コーヒーの風味も感じつつ、オレンジジュースのさっぱりとした甘みもあり、信じられないくらいごくごく飲めてしまいます。

コーヒーの苦手な人にも、甘いジュースは苦手という人にも、「試してみて!」と勧めたくなる逸品です。



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みんな観光の合間にひと休みしている様子。

次はどこへ行こうかと話をしたり、ガイドブックの様な物を開いたり、日記をつけたり、みんなゆったりとした午後を過ごしていました。


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そしてなんと本当に驚いたのが、まさかのCoCo壱番屋のマグカップでドリンクを飲んでいる人を発見したのです。

それをお店のマグカップとして出しているのもなかなかツボですし、何を飲まれているのかがとても気になりました・・・

他に日本人がその場にいたら絶対盛り上がったのに・・・・!


世界一のBanh Mi(バインミー)

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カフェでひと休みした後、今日の私たちのもう一つの目的地、世界一と称されているバインミー屋さん「BANH MI PHUONG」へ行きました。

なぜこちらのお店に世界一の名が付いたかというと、

ニューヨークのかの有名なシェフであるアンソニー・ボーディン氏が「The best Vietnamese banh mi sandwich in the world is in Hoi An!(世界で一番美味しいバインミーはホイアンにある!)」と、こちらのお店を絶賛したことで、”世界一ウマイ、バインミー屋さん!”一気に有名になった様です。

ワクワクしながら早速店内へ。



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一階の入り口で女性のスタッフさん達がテキパキとパンに食材を挟んでいきます。


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美味しそうな具材達がケースに並んでいます。

テイクアウトの人達はここで具材を見ながらオーダーできる感じでしょうか。


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私たちは店内で頂きたかったので2階の席へ向かいます。

2階席もほぼ満席。観光客でかなり混み合っていて、少し待ってお兄さんが注文を取りに、来てくれました。


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私たちが頼んだのはビーフ×チーズのバインミー。

初めてビーフのバインミーを食べましたが、ここのバインミーはバゲットがカリカリ!具沢山で味付けも抜群!

黒胡椒とチーズが最高にマッチしていました。


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2階のテラス席に座ったので、目の前にはこんな素敵な景色が

少し雨が降ってきましたが、雨にランタンがゆらゆら光り、それもまた趣があります。



雨のHoi An

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バインミーで腹ごしらえをした後は、雨のHoi Anを散策。


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お店を出ると、あたりは少し暗くなってきていて、ランタンに灯が灯り始めていました。

街並みは一気に幻想的な風景に。


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傘をさしつつ、トゥボン川に向かって歩いていきます。


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観光ボートのおじちゃんも、船の上で傘を開いていました。

古い街並みに雨が降り注ぐホイアンの景色もなかなか素敵です。

さて、ホイアンのお話はまだまだ長くなりそうなので、この続きはまた次回後編でお伝えしていきます。

次回は夜のホイアンとグルメ編。

ランタンの光の中のナイトマーケットと、有名な日本橋、それからホイアンならではの最高の夕食、です。


旅のスケッチ

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ダナンからホイアンまでの道中出会った、水牛の散歩をするおじちゃん。



世界一のバインミー

夫婦東南アジア旅Day9.ベトナム🇻🇳DA NANG ~天空のテーマパークへ~

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アジア旅9日目。

この日はダナンのホテル近くでバイクを借りて、天空のテーマパークへ!


屋台の絶品エッグバインミーで朝食を

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さて、まずは腹ごしらえ。

バイクを借りた後、屋台のバインミー屋さんで朝食です。

ベトナムに来て以来すっかりハマってしまった卵のバインミー。

このお店のエッグバインミーは、甘辛いパパヤとオムレツ、炒め干して錦糸状にほぐした豚肉に、チーズが入っています。

卵とチーズの優しい味わいに、このベトナム特有の甘辛いパパヤのナムルがとても合うんです。


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食材が並んだ小さな屋台にて、おばちゃんが手際良くこの美味しくてボリューミーなバインミーを作ってくれます。

エッグバインミーとチキンバインミーを2つ頼んで57,000VND。

日本円にして300円程です。ひとつ120円〜150円、相変わらず安過ぎます。

ちなみにバイクは、今回3日間のレンタル。

レンタル料は1日130,000VND(約750円)でした。

安い方だったと思います。


天空のテーマパークSun World(サンワールド)へ

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バイクで走ることおよそ50分。

どんどんと山の方へと走り、だいぶ景色が変わっていきます。


サンワールドの入り口は、市内からだいぶ離れた所にあります。

ちなみにサンワールドとは、ベトナム屈指のテーマパーク。

天空のテーマパークというその名の通り、山の上にあります。

ロープウェイに乗って遥か頭上のテーマパークを目指します!


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チケットは、ロープウェイの往復料金とテーマパークの入場料合わせて一人850,000VND(4,800円程)。

ベトナムの物価を考えるとかなり良い値段です。

日本のディズニーランドの様なイメージでしょうか。

物価を考えると、欧米の方達は自国のテーマパークに行くよりも、かなりお得に遊べますね。


ゴールデンブリッジ

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元世界最長のロープウェイで約20分。

標高1,414mの場所を目指します。

地上以外の安定性を一切信じていない私としては、たどり着く前のロープウェイが高すぎて怖すぎましたが、なおちゃんはとても楽しそうに景色を眺めていました。

ここに来たからこそ見える絶景ですね。

ちなみにロープウェイの乗り心地は、特に揺れることもなく快適でした。

お洒落な格好をしたベトナム人やインド人らしき観光客、欧米の観光客など、
この絶景をみんなが写真や動画に収めていました。


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ロープウェイに乗ってたどり着いた先には、かの有名なゴールデンブリッジが。

かなり標高が高いため、この日は濃霧。

先程までキャミソールと短パンで大汗をかいていた下界からは想像がつかないくらい寒いです。


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霧が晴れれば目下にすごい景色が広がっているんだろうなあと思いますが、この濃霧もかなり神秘的です。

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まるで西遊記の世界観そのもの。


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流石にこの場所は平日でもたくさんの観光客で賑わっています。


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コロナがなければ、もっとすごい人なんだろうな。


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山上の天気は変わりやすいので、あとで少し晴れ間がのぞくことを期待して・・・


Sun Hillsで遊ぶ

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ではでは、せっかく高いお金を払ったので、Sun Worldの中にある、Sun Hills(サンヒルズ)を満喫します!

ここは、フランス村やレストラン街、ワインが飲めるバーや無料のアトラクションコーナー、山の上の寺院などなど、一日遊べる内容が盛り沢山の場所なのです。


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入ってすぐに謎の巨人像がお出迎えしてくれました。


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テーマパーク内には、こんな感じの謎の像がたくさんあります。

そして、そういう物とすぐに写真を撮りたがる私たち・・・


フランス村

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こちらのセクションはフランス村です。

ダンスショーやレストラン街があり、無料で遊べるアトラクションもこちらに!


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アトラクションは室内にあります。

何故かガンダムも。


無料のアトラクションで遊ぶ

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タワーハッカーの少し小さい版のアトラクションや・・・


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ゲームセンターの様なコーナーまで、全て無料で楽しめます。

個人的にはゴーカートのようなアトラクションが楽しかったです。

その他にも3Dや4Dのアトラクションや、シューティングゲームのようなものもありました。


広大な園内を散歩

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広い敷地の中には、様々なフォトスポットや面白スポットもあります。


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景色も良いし、気候も全然暑くないので、ぶらぶら散歩するのも気持ちが良いです。

熱気と喧騒とクラクションの音から離れ、ここがベトナムだと言うことを忘れてしまいます。


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少し霧が晴れてきました!


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小腹が空いたので、チェーでひと休み。

屋台もたくさん出ているので、スナックやスイーツなどの買い食いを楽しむこともできます。


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霧が晴れてくると、最高の眺めです!

日本人の学生の団体もいて、みんな異国の地にて天空のテーマパークを満喫していました。

日が出ないとかなり冷え込むので、防寒具を忘れずにお持ちくださいね。


ベトナムのバイク状況

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山上から街中に戻ってくると、8車線にバイクがギチギチにずらり。

やっぱりここはベトナムだったんだなと実感します。

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それにしても、ベトナム人のバイク事情は本当に面白いです。

電化製品や大きな鉢植え、中身が何か全くわからない大きな箱などを強引にバイクにくくりつけ、

もはやバイクが走っているのか、塔になった積荷が走っているのかわからなくなった状態で道路を走行している人々をよく見かけます。

この大きい積荷の中身は何なんだろう・・・


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赤ちゃんの頃から乗っているからか、子供もバイクによく慣れている様子。

幼児と赤ちゃん合わせ3人くらいを乗せたバイクもよく見かけます。


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どうやらサンセットが近いようです。

綺麗な空の色。


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これはハノイには無かった景色。

リゾート地ダナンは、かなり整った都市の様な雰囲気があります。


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海沿いのドライブは最高です。


日本人にとって最高の夕食”コムガー”

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ベトナムの麺料理に少し飽きてきた私たちが、今夜の夕食に選んだのが「コムガー」です。


コムガーはベトナム中部の料理で、鳥出汁で炊いたご飯をターメリックで味付けして、タレと一緒に食べるという一品。

このチキンレッグ、外側がカリッカリにグリルされ、中はめちゃくちゃジューシー。

風味の良いご飯と一緒に、特製タレをかけていただきますが、何しろこのタレが美味しすぎるのなんのって・・・!

鳥出汁と香味醤油とナンプラーの一番良いところを合わせてギュッと濃縮させた様な・・・

とにかくこのタレを日本に持って帰りたかったです。


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なおちゃんが頼んだのは、カリカリに香ばしくグリルされたポークチョップライスです。

こちらも間違いなく美味しい〜〜!!


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ちなみにメニューはこちら。

250円〜、一番大きなプレートも350円ほど。

そろそろお米が食べたかったので、こんな美味しいプレートにありつけて大満足です。


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「うまい!!」の顔してますね!



ネオン輝く夜のハン川沿いの夜

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ダナンの夜景を見に、バイクでハン川へ。


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マーライオンがいた〜!


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有名なロン橋。

水面を泳ぐ様に煌めく姿が象徴的です。


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屋台や遊覧船もたくさん出ていて、地元の人たちで賑わっていました。

夜のお散歩やデートに最高ですね。


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ダナンは、また違ったベトナムの一面を見せてくれます。

ハノイの熱気に溢れたカオス感はなく、ニンビンともフエとも全く違う、ベトナムのリゾート地。


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ベトナムビールのプロモーション。

プロジェクションマッピングも豪華です。


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これから5年10年経てば、この地は更に発展を遂げて、世界的なリゾート地になっていく様な気がします。

ダナンの可能性を強く感じた夜でした。


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ホテルに帰って、サイゴンビールで乾杯!

明日は古都ホイアンへ行きます。


旅のスケッチ